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インスペクション(建物診断)が制度化?

住宅を購入の場合、既存住宅(中古住宅)だからといっても千万円の買い物になります。しかし、建物の質ではなく「築年数・見た目」といった理由で購入を決めていることがほとんどでした。

また、リフォームをするといっても、

設備が古いから・・・

使いづらいから・・・

などの理由がほとんどで、住まいの状態をしっかり把握した上で適切なメンテナンスが目的とされることは少ないのが実情です。

日本では、建てては壊す、ストックアンドビルドを繰り返した結果、高齢化、少子化問題などにより既存住宅のストックが増え続けています。そこで国の政策として、「既存住宅の流通の活性化」していくことが決まりました。

 

インスペクション(建物診断)とは?

インスペクション(建物診断)とは、住宅のことに精通した専門家であるホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者の立場から住宅の現状把握、欠陥・欠損の有無、リフォームや修繕の箇所は時期などおおまかな内容を適切にアドバイスを行います。
どのくらい耐久性があるか?欠陥の有無など見た目ではわからない部分などホームインスペクター(住宅診断士)が細かいところをチェックします。

ホームインスペクターは「住まいのかかりつけ医」として健康診断を行います。アメリカやヨーロッパでは住宅の取引全体の7割から9割で実施されています。
ただ、基準がないと消費者は困ってしまいます。そこで国土交通省では、既存住宅(中古住宅)売買時に行われるインスペクション(建物診断)について、平成25年6月に「既存住宅インスペクションガイドライン」を策定しました。平成30年4月には宅建業法改正により、中古住宅取引時にはインスペクション(建物診断)の実施に関する説明が必要となります

 

「売却の窓口」では、このインスペクション(建物診断)のサービスを導入しています。インスペクション(建物診断)の導入により建物の状況を把握し、情報開示を行うことで買主様も購入後の不安が解消され、適切な購入判断が可能となります。また、購入後、将来に必要なメンテナンス部位が明確になり、資金計画などがたてやすくなります。

 

インスペクション(建物診断)のメリット

インスペクション(建物診断)を住まいの欠陥探しと考えてしまう方がいらっしゃいます。

しかし、インスペクション(建物診断)は、建物の状態をしっかり把握することで売却時、購入時ともにメリットがたくさんあるのです!

 

※上記のメリットは想定したものであり、メリットを保証するものではありません。

インスペクション(建物診断)で解決される「不安」

インスペクション(建物診断)を実施することで売主様・買主様それぞれにでてくる様々な不安を解決してます。

「瑕疵が見つかると売却できなくなるのではないか?」

「希望価格より大幅に値下げして売却しなくてはならにのではないか?」

売主様の不安は、瑕疵を修繕にて売却することで相場にあった価格で売却できる可能性が高くなります。瑕疵をそのままにして売却価格を決めても、瑕疵がない経年劣化のみの住宅と比較すると大きく値下げして販売するケースが多く見られます。瑕疵を修繕する際、既存住宅瑕疵保険に加入可能になる修繕やリフォームを実施しておけば、仮に売却になったあとに新たに瑕疵が見つかっても売主様にかわり保険が対応してくれます。瑕疵保険は大手仲介会社が独自に導入している「保証」とは異なり、保険期間が最長5年と長く、買主様の安心感はさらに高くなります。

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